| 4月10日 |
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良い天気が続いたので、以前からおにぎりを散歩に連れて行きたいと考えていたちょこはこの日、ハーネスを付けて散歩を決意。夕方4時頃、ハーネスを付けたおにぎりをキャリーに入れ、家のすぐ側の遊歩道まで母と二人で出ました。
おにぎりをキャリーからだそうとした時、後で母に言われて思い出したのですが、ちょうど犬を散歩している人が通りかかったので母がキャリーの蓋をとっさに閉めようとし、それに驚いたおにぎりはキャリーから出ようとしました。『逃げてしまう!』と無理にキャリーに戻そうとしたのが逆効果で、余計に暴れ出したおにぎりはキャリーから飛び出し、捕まえた母とちょこを必死になって引っ掻き、『これはとても抱えていられない』と思ったちょこは、ハーネスのヒモは掴んでいたので一旦おにぎりを離してみようと思い力を抜いたのですが、暴れた時におにぎりはハーネスから抜けた様で、そのまま手から離れて行ってしまいました。 慌てて母と二人おにぎりの後を追い、近くの建て売り住宅の一角に逃げ込んだおにぎり。とある家のガレージに止めてあった車の影におにぎりは潜んでいました。すぐさま家からカリカリを持って来て、餌で誘き出そうとしましたが、おにぎりは全く反応せず、車の影で固まっていました。人が入り込むには狭すぎる事とよそ様の家なので、とりあえず家の人に事情を説明。そこの家でも猫を飼っていたので、猫を入れやすい横に入り口の付いたキャリーを貸して下さったり、捕獲に協力して下さいました。家に居た父も参加しておにぎりの捕獲を試みましたが、フェンスで囲まれたその建て売り住宅の一角内のあちこち逃げ回るおにぎり。車の下に逃げ込んではスペアタイヤを入れている部分に入り込んでいました。父が、何度目かスペタイヤの所に逃げ込んだおにぎりを袋に入れて捕まえようとした所、袋が小さかった為に失敗。この時、おにぎりがフェンスを越えて逃げてしまった為、遂に完全に見失ってしまいました。 どうやって探すのが良いのか分からなくなった為、とにかくおおた様に連絡。この時には連絡が付かなかったので、夜、一度見失った辺りを捜索。隠れれそうな場所が多すぎて、途方に暮れてしまいました。その後連絡が取れたおおた様に『近くにいる。近いうちの戻る』と励ましてもらい、貼り紙とポスティングが効果的との事だったので早速作成。また、捕獲に協力して下さった猫飼いの方に『猫砂を玄関の辺り等に置いておくと良い』と教えて下さったので実行。在宅の仕事が残っていて、ポスターが出来たのは深夜。次の日、母は仕事が休みという事だったので、ポスティング等を母に頼む事にしました。この日の夜は雨が降り、おにぎりがちゃんと雨をしのげているのか心配でなりませんでした。 |
| 4月11日 |
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おにぎりの事が気になってなかなか寝つけず、なんとなく現実感の無い朝を迎えました。
早朝、ポスターをコピーする為コンビニへ。出勤迄の間に、ポスターとポスティング用のチラシの準備をして、後は母に任せました。
その日の夕方、おにぎりを見失った辺りを中心に捜索。車の下等覗いて見るも、おにぎりの姿はありませんでした。逃げていた時のおにぎりは、何度もスペアタイヤの部分に入り込む事があったので、その可能性も考えて探しましたが、ここに入ってしまうと外から確認する事は困難で、付近には駐車場がいくつかあり車も多いのでまた途方に暮れてしまいました。夜も探してみましたが、姿を確認する事はありませんでした。目撃情報もありませんでした。 この日、猫ようちえん園長、いよだ様より尋ね猫ポスターの見本データをメールで頂きました。電話番号がちぎって持って帰れる様な作りになっていて、とても工夫されていました。早速昨日のポスターに、電話番号を持って帰れる様にしただけのもを新たに作りました。しかし、やはり在宅の仕事があった為、出来上がったのは深夜。また次の日に、母に頼んで貼り紙の下に貼って来てもらう事にしました。 | 4月12日 |
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おにぎりの事を心配して下さった方々から励ましのお言葉を頂き、とても励みになっていました。しかし、この日は雨になってしまい、ますますおにぎりが出て来ない感じの日になってしまいまいた。
おにぎりは名前を呼んでも、返事もせず、寄っても来ない子なのですが、おおた様の話によると『声は覚えている』という事だったので、積極的に呼び掛けながら捜索しました。しかし、呼び掛けても、全く出て来る気配が無く、本当にどこにいるのか分からない状態でした。数日前はホントに暖かい日が続いていたのに、おにぎりが脱走してからは気温もさほど上がらず、どこで寒さをしのいでいるのか心配でした。 夜の捜索時、犬を散歩されていたとある男性に、簡単におにぎりの特徴を告げながらチラシを渡しました。男性は一旦はそのまま行ってしまったのですが、そこらへんをウロウロしていたちょこにまた別の場所で出くわした際、『猫がよく集まる場所がある』という事を教えて下さいました。捜索している場所からそんなに離れていません。そこは焼肉屋さんで、どうも野良の子達に餌をあげている様でした。早速行ってみましたが、猫は集まっておらず、おにぎりの姿もありませんでした。もしかすると、ここにおにぎりが現われるかもしれないという事で、追加の貼り紙をこの付近に貼る事にしました。 まだ見つかった訳ではなかったのですが、ちょこの家の近所では野良の子自体ほとんど見かける事が無かったので、『猫が集まる場所』というのが分かっただけでもとても嬉しく思いました。晩ご飯前に逃げてしまったおにぎり、お腹が空いているはずなので、いずれこの焼肉屋さんの付近に現われてくれる様名気がしました。この日もまた在宅の仕事があったので、捜索もそこそこに帰宅せざるを得ませんでした。目撃情報もありませんでした。 |
| 4月13日 |
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久しぶりに良い天気となりました。もし、おにぎりの気持ちが落ち着いていたなら今日あたりでてくるのでは…と考えていました。
母に貼り紙の追加を頼み、出勤。仕事中、母から電話が。『おにぎりを見た』との事。しかも、母が直接目撃したのでした。 焼肉屋方面に貼り紙をした帰り、とある民家のガレージに止めてあった車の屋根の上でゴロンと寛いでいたのです!『おにぎり〜』と呼び掛けた母に反応はしたそうなのですが、屋根から隣の民家に逃げていったとの事。おにぎりを見失った地点からその民家までは、本当に近く、『そう遠くへ行っていない』との皆様からの多数意見の通りでした。帰宅後、早速母とおにぎりが目撃された民家へ。丁度、その家の人がいたので、一度母がポスティングしたのですが、再度おにぎりの特徴を話ながらチラシを手渡ししました。 夜、再度目撃された民家のところへ行きました。この日は父が休みだった為、夜は父も一緒でした。民家のちょうど裏に、大きな駐車場があり、その辺りを歩いていると民家の屋根に1匹の猫が。おにぎりです!暗くても、それがおにぎりであるのはすぐに分かりました。早速呼び掛けていると、屋根から降りて来ました。ニャーニャー鳴いて、何か訴えているようでした。持ち歩いていたカリカリをあげると、この数日何も食べていなかった様で、ガツガツ食べていました。ウェットフードを置いた父お手製の捕獲器で捕獲を試みたのですが、おにぎりの頭が入ったくらいで戸が閉まってしまい、驚いたおにぎりは後ろに逃げて捕獲失敗。しかし、餌で釣って撫でれるくらい近付く事は出来ました。ただし、とても微妙な距離を保ちつつですが…。それでもちょこにはまだ慣れているからで、父が近付こうとすると途端に警戒体勢。そうこうしているうちに、ウェットフードの良いにおいに誘われて、野良がやって来ました。どうもボスっぽい、貫禄のある猫です。おにぎりは果敢にも威嚇していましたが、ボス猫は全く相手にせず。結局おにぎりは、ボス猫の出現で気が散ってしまった様で、あまり近付いて来る気配がなくなりました。父と話、この日は捕獲を諦め、明日おおた様にちゃんとした捕獲器を借りての捕獲を試みる事にしました。 しかし、夜遅く、近所の方がおにぎりを見たという事で再び母とその場所へ向かう事に。やはり父と目撃した駐車場にいました。素手での捕獲を促されましたが、やはり微妙な距離を保っているおにぎり。抱き上げるにしても、微妙に遠いので、確実に抱き上げる事は出来そうにありませんでした。しかも近くには、おにぎりが全く知らない近所の人とそんなに慣れていない母がいたので警戒していたのか、ちょこに近付いては離れを繰り返していました。この日、おおた様が急いで捕獲器を持って来て下さったので、一度それで捕獲を試みました。警戒しつつも捕獲器に近付いたおにぎりは、何故か捕獲器にスリスリ…。その振動で、扉の引っ掛けが甘かった為、扉が降りてしまい捕獲失敗。そしてまた、ウェットフードのにおいに誘われた知らない野良の子が現われ、おにぎりは気が散り、ちょこ自身も後ろから色々と指示を受けて気が散ってしまい、また、在宅の仕事が残っているという事でこの日の捕獲は断念する事になりました。この日も天気こそ良かったものの、夜はだいぶ冷え、おにぎりを残して帰ってしまった事に非常に罪悪感を感じていました。 |
| 4月14日 |
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この日、貼り紙に『現在捕獲作業中』と書いたシールを張り付け、『目撃情報はもう募っていません』という事をアピール。前日おにぎりが出て来た事で、目撃する人が一気に出るかもしれないからという事で、その様にしました。
この日は夕方の捜索は止め、夜の捕獲に徹する事にしました。おにぎりのお腹を空かせて、餌に釣らせやすくする為です。 夜7時、おおた様が駆け付けて下さって、ちょこと2人捕獲に出向きました。昨日と同じ駐車場にいたおにぎり。ちょこが『触れるくらい近付けた』という事だったので、おおた様が一度だっこで捕獲できるか試してみる事になりました。ところが、おおた様が近付くのが分かったおにぎりは警戒体勢。保護してもらった恩を忘れて逃げてしまいました…。だっこでの捕獲は断念。捕獲器に誘い込んで捕まえる事になりました。しかし、昨日と違ってなかなか思うように近付いて来ないおにぎり。昨日は余程お腹が空いていた様ですが、前日にちょっとでもお腹に入ったので警戒する事に頭がまわっている様でした。途中、捕獲器を置いた所から離れ、民家の敷地内に入ったおにぎり。手を伸ばし、餌で釣って何とか誘い出そうと悪戦苦闘している所に、その家の住人の方が現われました。夜に怪しい事をしていたので、きっと不審に思われたと思います。事情は説明しましたが、何とその家の人は猫嫌い。おにぎりを逃がした事(結局はちょこの不注意なので、そういう事になります)にお叱りを受けつつ、『これは何としてでも今日連れて帰らなくては!』という気持ちが更に強くなりました。 どれくらい時間が過ぎたか、ようやく民家から出て来たおにぎり。今度は捕獲器まで誘い込みです。捕獲器の一番奥にウェットフードを置き、手前に点々とドライを置きました。入り口まで誘い込む事に成功し、後は食べながら進んで行けば捕獲…と安心したのですが、ここでおにぎりの『クセ』が捕獲器に入る事を困難にさせました。 おにぎりは餌を食べる時、ちょっと口に入れては2,3歩下がった所で食べるクセを持っていました。いつもお皿の上では食べないのです。その為、捕獲器の入り口付近に置いた餌を口に入れては外に出て食べていたので、かなかな奥まで進んで行きませんでした。ドライでは魅力が薄いので、食べた側から奥に向かわす様に、ウェットフードを捕獲器の上から中へ落としていく事にしました。タイミング良く落とさないと、おにぎりのクセが出てしまいそうで、かなり気が張りました。おにぎりの体が半分より少しだけ中に入った時、この程度入ってしまえば後ろに逃げて捕獲器を出てしまう事は無いと確信。お尻をポンッと叩くと、驚いたおにぎりは予想通り前へ逃げ、捕獲器内の板を踏み扉が閉まって…ついに捕獲に成功!捕獲迄、約1時間程かかりました。 閉じ込められたおにぎりは再びパニックに。急いで家まで運び、ちょこの自室へ。捕獲器からおにぎりを出し、しばらく放っておいて落ち着かせようとちょこが部屋を出ようとしたスキをついて、おにぎり脱走。3階から1階まで猛ダッシュでした。幸い、玄関のドアは閉まっていたのでもう家からでる事はないだろうと、おにぎりの後を追って1階の両親の寝室へ。そこでおにぎりが、ブラインドの降りた窓からの脱出を試みていたのでとりあえず窓から離そうとしたのですが、何と窓が開いていたのです。網戸は閉まっていましたが、この勢いでは突き破る事も無いとは言えません。大慌てで窓から引き離し、窓を閉めドアも閉め、部屋から家族に他の窓が開いていないかを確認。落ち着かない様子のおにぎりですが、すでに就寝時間の父の為、何とかちょこの自室に連れて行かなくてはいけませんでした。どうだろうと思いながら、試しにだっこしてみた所、あっさりだっこされるおにぎり。家族には、おにぎりを刺激しない様、ちょこが自室に向かう間姿を見せない様に隠れてもらい、急いで自室に連れて行きました。水とご飯を置いて、今度は慎重におにぎりの様子を確認しながら部屋を出ました。 風呂等で1時間程して部屋に戻ると、いつもの様に本棚の上にいたおにぎり。きっと警戒して、しばらくは寄って来ないだろうと思っていたのですが、以前と変わらず寄って来て、撫でるとスリスリゴロゴロ。脱走なんてあったの？みたいな感じでした。置いてあった餌はすっかり無くなっていたので、更に補充。モリモリ食べていました。全身薄汚れて、爪は削れて短くなりすぎて血がにじみ、おにぎりが大変な数日を過ごしたのだと実感しました。 安心した表情で寝る姿を見た時は、本当におにぎりを保護できて良かったと思いました。 |
| 猫砂を家の前に置く | においで家の位置を示す為だと思います |
| 貼り紙・ポスティング |
可能であれば話ながらチラシを配るとより協力が得られます
＊ポスターの参考＆アドバイスはこちら＊ |
| 小学生の協力 | 視線が低く意外な所に目が行く小学生は
迷い猫捜索の頼もしい協力者となります |
| ごく近い所にいる可能性大 | 意外と近くに潜んでいたというのが多い様です
見つからない場合は円を描く様に少しづつ範囲を広げます |
| 名前を呼びながら捜索 | 呼んでも来ない子の場合でも呼び掛けに反応して出て来る事も
声は覚えているそうです(ただし迎えた時期にもよります) |
| 捜索は夕方から夜にかけての時間 | 人通りが減り静かになると出て来やすい様です
ただし気持ちが落ち着いた場合は昼間でも出て来ますが |
| 警察・保健所への連絡 | 特に保健所は万が一の時の為
(ちょこの場合はこれらに連絡する前におにぎりを発見しました) |